緋色毬

「さぁ――――誰にも知られてはいけない魔術儀式、秘密の聖杯戦争の始まりだ」 日本のいち地方都市、崎守市を舞台にして、終わったはずの儀式が再演される。 街に集った7人のマスター。各々が召喚せしは一騎当千の英霊たち。 冬木の聖杯戦争が終結してから、およそ20年。誰も知らない魔術師たち、誰も知らない英雄たち、誰も知らないまっさらな舞台で、新たな聖杯戦争の幕が上がる――――。 「僕も、記憶がないんですよ。自分がなんていう英霊で、どんな功績を残して、どんな逸話を持っていて、どんな宝具を有するのか――――その全部が、今の僕には分からないんです」 底辺ラノベ作家、緋色友架が『好き勝手に聖杯戦争を書いてみたい！』と思ってしまったことから生まれた二次創作小説本。 オリジナルのサーヴァントとマスターが繰り広げる、誰にも知られてはならない『秘密の聖杯戦争』を描いた小説です。1巻時点ではサーヴァントの真名が全て伏せられていますが、ある程度推測が可能なレベルのヒントはばら撒いています。真名看破を決めたいルーラーの方々は是非試してみてください。 コミックマーケット96にて頒布した同人誌を、電子化に当たって手直し＆挿絵4枚を追加した改訂版になります。 表紙・挿絵：雨月ゆい様 ページ数：364 サイズ：新書判 ファイル形式：PDF